まるで水中に潜むヘビ・カムルチーの生態や釣り方の紹介

お手軽魚図鑑

カムルチーはブラックバスほどではありませんが、淡水のルアーフィッシングのターゲットとして人気の魚です。

今回はそんなカムルチーについてかる~く紹介します。

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形態

アベレージサイスは50cmほどですが、大きい個体は1mにまで達します。体にはニシキヘビのような斑紋がありますが、繁殖期にはこの斑紋がより明確になります。

長く平べったい頭部はヘビの頭のような形をしているため、英名でスネークヘッドと呼ばれます。

臀ビレと背ビレは尾ビレの辺りまでつながっているのも特徴です。

引用:写真AC

生態

主に平地の池や沼、流れの緩やかな河川の下流域に生息しています。特に水面を水草が覆っているような場所は、カムルチーが身を隠すとともに、狩りを行いやすく、なおかつエサも多いため、カムルチーにとっては楽園と言えるでしょう。

肉食性で、ほかの魚はもちろん、カエルも大好物です。時には水鳥のヒナを襲って食べてしまうほど獰猛な性格です。

泳ぐ際は胸鰭を動かして体をくねらせながら泳ぎます。まるでヘビが水中を泳いでいるようです。

そして、カムルチーは空気呼吸をします。呼吸の半分を空気呼吸に依存しています。これによって溶存酸素量が少ない汚れた水の中でも生きることができます。

もしもカムルチーを飼育する際は、水槽の中に空間を作ってやりましょう。そうしないと空気呼吸ができなくて窒息してしまいます。

繁殖期は春から夏で、雌雄がペアになって浮草に巣を作ります。そこで浮性卵を散乱します。

親魚は巣や卵、稚魚を保護します。子育てを終えて冬になると泥に潜って冬を越します。

分布

もともとは中国や朝鮮半島の魚でしたが、人の手によって離島を除く、北海道から九州までに分布するようになりました。国外では北米やアラル海(中央アジアの塩湖)にも外来種として定着しています。

利用

和名のカムルチーは韓国語に由来します。よく似た魚にタイワンドジョウがいますが、カムルチーはタイワンドジョウよりも大型に成長します。

2種類をまとめてライギョとも呼びます。むしろこちらの名のほうが有名なように思えます。

日本へカムルチーが持ち込まれたのは1920年ごろです。中国や朝鮮では食用魚であるので、食材として持ち込まれました。

カムルチーは外来種ではありますが、要注意外来生物には指定されていません。ですが一部の県では移植が禁止されています。

最近は湖沼や川の改修工事により、水草の多い止水域が減少しているため、カムルチーもその数を減らしてしまっています。

釣り方

カムルチーの活性が上がり、エサも増える夏がベストです。肉食性の魚ですので、ルアーで狙うのが一般的です。

ブラックバス釣りで使われるフロッグと呼ばれるルアーが良く使われます。このルアーは中空のボディになっていて、中にハリが隠れています。魚によって噛まれるとハリが飛び出し、フッキングするという仕組みです。

ハリが隠れているため、浮草などに投げ込んでも引っかかることがありません。カムルチーの生息する浮草付近を狙うにはもってこいなルアーです。

水面を割るように捕食するその姿はとてもかっこいいです。

他にはカエルをハリにつけてアタリを待つポカン釣りという釣り方もあります。

食べ方

中国や朝鮮では重要な食用魚で、美味とされています。焼いたり揚げたりして食べられます。

気を付けなければならないのが、カムルチーには有刺顎口虫という寄生虫がいます。刺身で食べることは非常に危険です。

まとめ

カムルチーは普段は身を隠しているため、なかなかその姿を見かけることはありません。しかしもしかしたら近所の池の中に潜んでいるかもしれません。

いるかもわからない池でカムルチーを求めてルアーを投げてみるということも、冒険のような感じで面白いのではないでしょうか?

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