最も身近に潜む巨大魚・コイの生態や釣り方の紹介

お手軽魚図鑑

橋の上から川を除けば見える巨大魚、それがコイです。どこにでも生息している印象が非常に強く、身近な魚です。

今回はそんなコイについてかる~く紹介します。

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形態

大きいものだと1mほどにまで成長します。ですが、これは飼育型のコイの場合で、野生型のコイは最大でも80cmくらいまでしか成長しません。

野生型と飼育型の違いは以下の通りです。

野生型飼育型
体高小さい大きい
体色飼育型より赤みがある黒や金色(錦鯉は除く)
体型やや細長い丸みを帯びている
サイズ最大80cm最大1m
頭部溝がある張り出している

野生型、飼育型に共通する特徴として、鱗が大きくはっきりしています。口には2対のひげがあり、これで味を感知しているといわれています。

飼育型にもいくつか種類があります。以下の通りです。

ヤマトゴイ大和鯉食用で対抗が大きい
カワゴイ革鯉ウロコがヒレの基底部にしかない
カガミゴイ鏡鯉大きなウロコが側線上に並んでいる
ニシキゴイ錦鯉観賞用で、色彩が豊か
ヒレナガゴイ鰭長鯉衣のようなヒレを持つ

生態

湖や河川の下流域、池や沼など流れが緩やかな場所に幅広く生息します。汽水域でも見ることができます。

汚れた水でも生息できるので、都市部を流れる河川や公園内の池でも確認できます。

砂泥域を好み、底付近を数匹の群れで泳いでいます。ですが、飼育型は表層付近を泳ぎまわっていることもあります。

雑食性で虫や水草、貝類、小魚も食べます。口に歯はありませんが、のどに咽頭歯があり、貝類はこれですりつぶして食べます。

底に沈んでいるエサを泥ごと吸い込んで食べます。コイが泥臭い理由はこのためです。

場合によっては水面に浮いているエサを食べることもあります。これを利用した釣り方も存在します。

繁殖期は春で、繁殖期に3回ほど産卵をします。1回で20~60万粒の卵を水草に産み付けます。

だいたい4日ほどで孵化し、稚魚のうちは浅場に生息します。

寿命が非常に長く、自然界では平均20年ほど、最大で70年生き、飼育下では200年近く生きた記録があります。

分布

野生型の自然分布は関東平野、琵琶湖水系、四万十川です。飼育型は放流によって日本全国に分布しています。

国外ではヨーロッパやアメリカでも確認できます。

利用

コイは川をきれいにするという理由で放流されることがあります。ですが実際は、ほかの魚の卵や稚魚、水草を食べつくしたり、元々いたコイとの交雑によって遺伝子汚染が起こるといったことが問題視されています。

放流されたコイがコイヘルペスというウイルスを持っていた場合、その水域のコイが大量死してしまうこともあります。

アメリカではコイは環境を破壊する外来種として問題視されています。低温に体制があり、何でも食べ、大きくなると天敵も少なく、地元の人はコイを食べる習慣もないため、在来生物を圧迫するほど繁殖してしまっています。

そのためコイは国際自然保護連合によって世界の侵略的外来種ワースト100の1種に指定されています。

以上のようにマイナスな面が目立ちますが、ニシキゴイは観賞魚として非常に人気が高く、海外でも人気です。日本やヨーロッパでは釣りの対象としても人気があります。

コイの滝登りやこいのぼりなど、おめでたい一面もあります。ヨーロッパではクリスマスイブには欠かせない食材です。

釣り方

淡水域の釣りでは根強い人気があるのがコイ釣りです。雑食性なのでエサには困りません。

コイは基本的に底付近を泳いでいるため、エサが底を漂うようにします。

ぶっこみ釣りやウキ釣りで狙うことが多いです。いずれにしても、臭いでコイを寄せることが重要です。

大物が釣れる可能性も高いため、道具は強固なものを選びましょう。ライディングネットも必須です。

現在はヨーロピアンスタイルカープフィッシングというのも人気です。ヨーロッパで行っていたコイの投げ釣りが日本にも持ち込まれました。

ボイリーと呼ばれる硬い練りエサは種類が多く、コイが好むであろう味をチョイスします。

アタリも鈴を竿に着けておくのではなく、センサーを付けて電子音でわかるようにしたり、釣り上げたコイをマットの上に置いたりします。

釣りというよりはハンティングに近いのかもしれません。

コイは基本的には底付近を泳いでいますが、中には水面を泳いでいる個体もいます。そう言ったコイは水面に浮かぶエサを食べるので、ハリをつけた食パンを水面に浮かべて食わせるパンプカ釣りという釣り方もあります。

この釣り方で大切なのは、水面を泳ぐコイを探すということです。見つけたら食パンを撒いてみて、食べてくれればこっちのものです。

ハリをつけた食パンを水面に浮かべて、食いつくのを待つだけなので、難しいテクニックは必要ありません。しいて言えば、コイが食パンを食べて2秒くらい待ってからアワセを入れるとハリがかりしやすいです。

また、コイはルアーでも釣ることができます。ミノーやスプーンに反応しますが、基本的にはブラックバス釣りの外道として釣られるようです。

食べ方

きれいな水で育ったコイは美味とされています。汚れた場所で釣ったコイはそのままでは泥臭いので、食べるのであれば1週間は真水で生かしておいて泥抜きしましょう。

コイを使った代表的な料理は鯉こくです。いわゆるコイの味噌汁です。ぶつ切りにしたコイを内蔵やウロコごと煮込みます。

他には煮付けにしたり、中国では唐揚げにして食べられます。淡水魚にしてはめづらしく焼き魚の印象はありません。

内臓ごと料理するコイですが、苦玉と呼ばれる胆嚢だけは取り除きます。苦いだけでなく、食中毒の原因にもなるみたいです。

まとめ

コイは流れが緩やかならどこにでも生息できるため、非常に身近な魚です。

釣り方によっては非常に釣りやすい巨大魚なので、ぜひ釣ってみてください。

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