身近で釣れる魚・ギンブナの生態や釣り方の紹介

お手軽魚図鑑

ギンブナはキンブナと合わせてマブナと呼ばれている魚です。今回はギンブナの特徴について紹介します。

 

スポンサーリンク

特徴

 

分類

分類 コイ目コイ科フナ属
学名 Carassius langsdorfii
英名 Silber Crucian Carp
別名 クロブナ・カキノタネ

フナの仲間はナガブナやオオキンブナ、ゲンゴロウブナなどがいます。形態、生態が似ているため、分類が難しいとされています。

 

分布

ギンブナは北海道から九州、沖縄まで日本全国に分布しています。朝鮮半島や中国大陸にも広く分布しています。

 

形態

 

体長は20cm程度で、最大で30cmを超えることもあります。

体色は銀色で、背中は褐色、腹側は白っぽい色をしています。キンブナと比べると体高が高く、同は平べったいです。

コイの幼魚にも似ていますが、ギンブナには口ヒゲがないことで区別ができます。

フナの仲間は鰓耙数で区別することができます。鰓耙数はエラにある突起のことです。ギンブナの鰓耙数は41~57です。

 

生態

流れの緩やかな河川の中流から下流域、湖や池、沼に生息しています。底が泥になっている場所や藻が多い場所を好みます。

雑食性で、底棲昆虫や赤虫などの幼虫、動物プランクトンや藻類を食べます。

産卵期は4月~6月ごろで、雨が降った後に浅場や用水路で産卵をします。水草やヨシの葉に植え付けられた卵は4日程度で孵化します。

ギンブナはほとんどがメスの個体で、オスはほとんどいません。ギンブナのメスが生んだ卵はコイやドジョウといったほかの魚のオスの精子の刺激によって受精が起きます。

この時に精子の遺伝子は引き継がれることはないので、生まれてくるギンブナはすべて親のギンブナのメスのクローンになります。

ギンブナは産卵のためにヨシや水草を必要とするため、護岸工事によって数を減らしている場所もあります。

 

 

 

文化

人間の生活圏の河川やため池に昔から生息していたため、人々に親しまれてきました。童謡のふるさとでもフナの名前が出てきます。

日本書紀や万葉集にもフナが登場しています。

 

釣り方

釣りはフナに始まりフナに終わる、と言われるように、ギンブナ釣りは初心者の方にもできる分奥が深い釣りです。

ギンブナは1年中釣ることができます。ですが季節によって立ち回り方を変える必要があります。

2~3月ごろ

この時期は巣離れの時期と呼ばれています。この時期はまだ水温が低いためギンブナの活性が低くなっていますが、適度に流れのある陽の当たるポイントには活性の高いギンブナが潜んでいます。

ですがこの時期は天気が変わりやすいので、水温の変化も激しいです。以前釣れた場所でも今回は釣れないということもあります。

1つの場所にこだわらずにポイントを開拓していく必要があります。

 

3~4月

この時期になると大型のギンブナが産卵のために浅場に集結する、いわゆる乗っ込みが起こります。初めて釣りをする方でも最も大型が釣りやすい時期です。

この時期の狙い目のポイントは「ホソ」と呼ばれる用水路です。そこに水草や枯草、流れ込みや杭、崩れたコンクリートなどがあれば非常に良いポイントです。

場合によっては水深が30cmくらいの非常に浅い場所にもギンブナが潜んでいることもあります。誰も見向きもしないような浅い場所が良いポイントになっているかもしれません。

 

梅雨~8月

この時期は水温が非常に上がるため、ギンブナの活性は少し下がってしまいます。ですが流れ込みなどの水が動いている場所には元気なギンブナが潜んでいることがあります。

木陰や橋の下などの日陰になる場所も狙い目です。

 

9~11月

この時期は荒食いの時期であるため、ギンブナはエサを求めて広範囲を動き回ります。

大型はもちろん、生まれたばかりの小さなギンブナの数釣りを楽しむことができます。

この時期は少し水深のある場所のカケアガリや障害物付近がポイントとなります。ですが、雨が降って水が濁った後はエサを求めて浅場までやってくることもあります。

 

12~2月

この時期は水温が低いためギンブナは障害物の近くでじっとしていることが多いです。そのため歩き回って釣れるポイントを探すスタイルがメインとなります。

狙い目としては岸がえぐれた場所や水草周り、水深がある場所です。大きな池や川よりも、小河川のほうがポイントを絞りやすいためおすすめです。

真冬といえど、陽が出て気温が上がった日はギンブナの活性が高くなることがあります。そんな時は爆釣できるかもしれません。

 

ギンブナ釣りの仕掛け

ギンブナ釣りではウキ釣り仕掛けがよく使われます。特に定番なのがシモリウキ仕掛けです。

ギンブナは底付近に潜んでいるため、水深が変化するポイントでもいちいちウキ下を調整する必要がありません。さらにウキの浮力が分散するため、小さなあたりもわかりやすいというメリットがあります。

エサは赤虫やミミズ、練りエサを使用します。

仕掛けを入れたらアタリを待ちます。しばらく待ってアタリがなければ竿先で仕掛けを持ち上げて少しずつ移動します。この動き自体がアピールにもなります。

玉ウキや棒ウキなどの1つのウキを使う仕掛けの場合は、エサが底付近を漂うようにウキ下を調整します。そして練りエサなどを打ち続けてギンブナが回遊してくるのを待つ釣り方となります。

 

食べ方

料理法としては甘露煮が昔からの定番です。水郷地帯では郷土料理だったりします。

讃岐地方ではフナの身を酢味噌で和えた「てっぱい」という料理もあります。

大型のギンブナの場合は三枚おろしにして塩焼きなどにしてもおいしく食べることができます。

栄養価も鉄分やタウリン、カルシウムが豊富なので、滋養強壮にも役立ちます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました