世界最小の釣りのターゲット・タイリクバラタナゴの特徴や釣り方を紹介

お手軽魚図鑑

タイリクバラタナゴは中国からやってきたタナゴの仲間で、小物釣りの人気ターゲットです。今回はタイリクバラタナゴの特徴や釣り方について紹介します。

 

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特徴

 

分類

分類 コイ目コイ科バラタナゴ属
学名 Rhodeus ocellatus
英名 Rosy bitterling
別名 オカメタナゴ

近い仲間にニッポンバラタナゴの種がいて、こちらは日本固有種ですが、タイリクバラタナゴは中国大陸から日本へやってきた魚です。

タイリクバラタナゴとニッポンバラタナゴは交雑することがあり、そのせいもありニッポンバラタナゴの種はレッドリストできわめて絶滅に近い絶滅危惧IA類(CR)に分類されています。

 

分布

タイリクバラタナゴは中国南部、台湾、朝鮮半島に分布しており、日本では全国に分布しています。

 

形態

体高が高く、平べったい体をしています。体長は8cmほどですが、釣りのターゲットとしては3cm以下の小型サイズが人気となっています。

体色は銀色で、虹色に輝く光沢があります。繁殖期を迎えたオスは鮮やかな紅色の婚姻色が現れ、この色が薔薇の花のようなことから、バラタナゴという名前が付けられました。

メスよりもオスのほうが大きく成長します。メスには長い産卵管と呼ばれる、卵を産み付けるための器官があります。この産卵管は産卵期には体長よりも長くなることがあります。

 

 

生態

タイリクバラタナゴは河川の中・下流域、用水路、ため池や湖、沼などの流れが緩やかな場所に生息しています。主に藻類を食べますが、ミジンコや底棲動物も食べます。

繁殖期は春~夏の終わりごろで、複数回産卵を行います。オスがドブガイなどの二枚貝の周りに縄張りを作り、メスを誘います。

メスは産卵管を二枚貝の出水管に差し入れて貝のエラの中に卵を産みます。そのあとにオスが貝の入水管の上で精子を放出することで受精します。

卵は3日以内に孵化し、生まれたばかりの子供は1ヶ月程度の間貝の中で過ごします。体長が8mm程度になると貝の中から出てきます。

寿命は長くて3年ほどです。

 

文化

タイリクバラタナゴはソウギョやハクレンなどの食用の中国の淡水魚が日本へ移入した時に一緒に紛れ込むことで日本に入ってきたと考えられています。1940年代前半に利根川水系で初めて生息が確認されました。

そこから徐々に放流によって日本中へ生息域を広げていきました。

体色が美しいことからペットショップでも人気がありましたが、不法投棄によって自然界へ放流されたりもしてきました。

もともと日本に生息していたニッポンバラタナゴとは近い種で、タイリクバラタナゴが移入してきたことによって2種が交雑することが多く起こりました。

それによってニッポンバラタナゴは数を減らし、絶滅危惧種となってしまいました。現在ではニッポンバラタナゴは香川県や奈良県では捕獲が禁止されています。

タイリクバラタナゴはニッポンバラタナゴを駆逐しているという理由で、日本の侵略的外来種ワースト100に選定されています。

 

釣り方

タイリクバラタナゴはウキ釣りやミャク釣りで狙うことが人気です。どちらの場合でも数cmという非常に小さな魚を狙うため、繊細な仕掛けが必要です。

 

ウキ釣り

小型の親ウキとイトウキを連動させたシモリウキ仕掛けが定番です。タイリクバラタナゴの活性が高い場合は親ウキだけでも十分です。

親ウキの頭が水面直下になるようにおもりを調整することで微妙なアタリもわかりやすくなります。

エサは赤虫や練りエサが使われます。ハリはタナゴバリと呼ばれる極小のハリを使用します。いくつか種類があるので好みのものを選ぶと良いと思います。

 

 

ミャク釣り

ウキの代わりにトンボと呼ばれる目印を道糸にセットした仕掛けです。アタリがあるとトンボが回転します。

仕掛けが少しずつ沈むようにおもりを調整します。

 

食べ方

基本的にはキャッチ&リリース前提で釣りますが、つくだ煮やスズメ焼きで食べることができます。

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